勝川春章
shunsho
28.4×21.4 中判錦絵
義父義平次の悪事を止めようとする男伊達、団七九郎兵衛。争いとなり、ついには父親を手にかけてしまう九郎兵衛と、いかにも悪人面の義平次は、どちらもそれを演じる役者の似顔で描かれ、芝居を見なくとも舞台の臨場感が伝わってくるようだ。
31.9×21.9 間判錦絵
天明二年十一月の中村座「五代源氏貢振袖(ごだいげんじみつぎのふりそで)」に取材。八重はた姫の首を打ちにきた国妙に、夫蔵人の命で八重はた姫の振袖を着て身替わりとなる、うとう。
(右)32.7×14.8,(中)31.3×14.7,(左)33.1×15.1 細判錦絵三枚続
安永五年十一月、市村座「姿花雪黒主(すがたのはなゆきのくろぬし)」の一番目富本所作事「百代菊色の世中」。傘売り六郎兵衛(実は大伴黒主)が、傾城たかむら(実は小野小町)と四位の少将の恋を取り持つ。
31.4×14.4 細判錦絵
25.1×18.8 中判錦絵
24.8×17.5 中判錦絵
100.0×30.6 肉筆絹本
鋭い三日月がさやかな光を落す夏の夜、涼風をもとめて女が佇んでいる。頭上の柳はかすかに揺れ、彼女の袖や裾、帯も心なしか風を孕んで動いているようだ。