Takahashi Ukiyo-e Collection
Prides of Edo : A Morning Visit to the Temple
Prides of Edo : A Morning Visit to the Temple
IIIF Manifest
大寺の秘庫が開けられるその日、物珍しさも手伝って早朝から朝参りの準備にとりかかる女。傍らで寝入ったままの朋輩には目もくれず、いちはやく蚊帳を外して支度するようすが微笑ましい。逸る気持ちはすでに賑わう門前にある彼女の姿を、図では画面上部にコマ絵を挿入して、明烏が飛ぶ朝靄の門前風景とともにあわせ描いている。 歌川国貞はのちに師豊国の号を受け継ぎ、幕末の浮世絵界の重鎮となった絵師。長い浮世絵の歴史のなかでも最高最大の人気を誇り、生涯に手懸けた作品数は計り知れない。一般には五渡亭国貞と号した化政期の作がすぐれるとされ、役者絵・美人画の双方に優品を残している。本図も当該期の作。
詳細情報
- 作者
- 歌川国貞
- 作者英名
- kunisada
- 画題
- 江戸自慢 開張の朝参
- 請求記号
- 200X@3-43
- 制作年代
- 19M
- 版元
- 伊勢屋利兵衛
- 極印
- 極印
- 版型
- 大判錦絵
- 寸法
- 38.5×26.0
- 署名
- 五渡亭国貞画