高橋浮世絵コレクション
風俗略六芸 琴
Analogs of Six Accomplishments ( Fuzoku Yatsushi Rikugei ) : The Koto
IIIF Manifest
きらびやかな桜の簪を髪に挿し、優雅に琴を弾いているのは、上流階級に属すると思われる女性。その端正な顔立ちとすらりとしたプロポーションは、旗本という高位の身分である栄之の得意とした表現であり、品格溢れる女性の美しさが自ずと伝わってくる。六芸(礼、楽、射、御、書、数)とは中国の士大夫階級の人々が修めるべき技芸のこと。この六芸になぞらえて、当時の女性たちが嗜むべき六つの教養(琴、十種香、茶湯、和歌、生花、画)を描いている。寛政期の作。(日野原健司)
詳細情報
- 作者
- 鳥文斎栄之
- 作者英名
- eishi
- 画題
- 風俗略六芸 琴
- 請求記号
- 200X@154
- 制作年代
- 18世紀後期
- 版元
- 西村屋与八
- 極印
- 極印
- 版型
- 大判錦絵
- 寸法
- 38.8×25.9
- 署名
- 栄之図