高橋浮世絵コレクション

九世市村羽左衛門・三世瀬川菊之丞・二世市川八百蔵

The Actors Ichimura Uzaemon Ⅸ ( Right ) , Segawa Kikunojo Ⅱ( Centor ) and Ichikawa Yaozo Ⅱ( Left )( Triptych )

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安永五年十一月、市村座「姿花雪黒主(すがたのはなゆきのくろぬし)」の一番目富本所作事「百代菊色の世中」。傘売り六郎兵衛(実は大伴黒主)が、傾城たかむら(実は小野小町)と四位の少将の恋を取り持つ。少将に思いを寄せられ、百夜通ってきたら意に従うと答えた小町伝説、いわゆる七小町のうちの「通小町」の趣向である。 役者似顔絵という新しいジャンルを切りひらき、文調と勝川春章は一躍斯界の第一人者となった。安永前期に文調が錦絵の作画を停止して肉筆画に専念するようになって以降は、春章率いる勝川派が役者絵をリードすることとなる。(樋口一貴)

詳細情報

作者
勝川春章
作者英名
shunsho
画題
九世市村羽左衛門・三世瀬川菊之丞・二世市川八百蔵
請求記号
200X@62,63,64
制作年代
安永5年(1776)
版元
なし
極印
なし
版型
細判錦絵三枚続
寸法
(右)32.7×14.8,(中)31.3×14.7,(左)33.1×15.1
署名
勝春章画