荒俣宏旧蔵 博物誌コレクション

『エジプト誌』

Description de l’Égypte: ou, Recueil des observations et des recherches qui ont été faites en Egypte pendant l’expédition de l’armée française … Antiquités, tome … / dédiée au roi, publiée par C.L.F. Panckoucke

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18 世紀のエジプトは、オスマン帝国の支配下で、マルムーク軍が実権を握るという二重構造になっていたが、1798 から 1801 年にかけてナポレオン軍が当地を占領し、遠征に失敗して撤退はしたものの、この支配構造はかなりの程度揺さぶられ、やがてムハンマド・アリー朝の成立(在位 1805-48)への道を拓いた。 さて、博物図鑑の多くの傑作は、国家規模で遂行される探険旅行の記録や報告の体裁をとることが多いが、その最高傑作と呼べるものが、ナポレオン自らが指揮した『エジプト誌』で、フランス軍が 1798 年から 99 年にかけて行なったエジプト遠征の調査記録である。この遠征軍には美術家ドノン、博物学者ジョフロワ・サン・ティレールなど 187 名の学者が同行した。1798年 8 月 21 日、ナポレオンは「カイロ学士院」を創設、そこでの調査・研究の成果が後にフランスで刊行された『エジプト誌』にほかならない。本書は 1821 年から 1829 年にかけて出版され、 テクスト 10 巻、大判の図版 10 巻となり、その博物学編にはバラバンやルデゥーテによる美しい図版も収録され、全体の一割弱が彩色をほどこされている。

(鷲見洋一編集・執筆『繁殖する自然―博物図鑑の世界』慶應義塾図書館、2003年 より)

詳細情報

著者名(原書)
Panckoucke, Charles-Louis-Fleury, 1780-1844
著者名(姓のみ日本語)
パンクーク
出版地・出版年(日本語)
パリ [1821-1830]年
言語
フランス語
図版ページ

計445 144Y@4@8@1-1~5; 計426(v. 1: 101, v. 2: 90, v. 3: 68, v. 4: 71, v. 5: 96) 120Y@519@10@1~10;計19 (v. 6: 1, v. 7: 13, v. 8: 2, v. 9: 3, すべて折込の表)

請求記号
144Y@4@8@1-1~5, 120Y@519@10 @1~10
資料種別
準貴重書
図版
一部公開