荒俣宏旧蔵 博物誌コレクション
『インドの毒蛇類』
The thanatophidia of India: being a description of the venomous snakes of the Indian peninsula with an account of the influence of their poison on life and a series of experiments... / by J. Fayrer …
IIIF Manifest
フェイラーはイギリスのプリマス生まれの科学者。ロンドンのチャーリング・クロス病院で医学を修めて後、1847 年、軍医としてヨーロッパをめぐる。1850 年、軍医助手としてベンガルに渡り、頻発する暴動に際して北インドのラクノーをはじめ各地に赴任。1859 年から 1872 年まで はカルカッタの医学校で外科学教授をつとめる。英国皇太子がインドを訪問した際は随行員として活躍。帰国して 1874 年から 1895 年まで、インド省医務局の局長をつとめた。1877 年、王立協会会員に推挙され、1896 年、男爵に任ぜられる。著書の多くはインドでの医療にかかわるもので、とりわけ彼の地の毒蛇に関する研究は有名である。本書は代表作。
(鷲見洋一編集・執筆『繁殖する自然―博物図鑑の世界』慶應義塾図書館、2003年 より)
詳細情報
- 著者名(原書)
- Fayrer, Joseph, Sir, 1824-1907
- 著者名(姓のみ日本語)
- フェイラー
- 出版地・出版年(日本語)
- ロンドン 1874年
- 言語
- 英語
- 図版ページ
31
- 請求記号
- 143Y@6@1
- 資料種別
- 準貴重書
- 図版
- 一部公開