さらは秋のけしきを御らんし候へとてにしのかたへたちいてゝ秋のけしきとおほしくてひこほし七夕あまの川露けきはかうあきふく風のをとつれてたか玉つさをつたへけんまくらにすたくきり〱す松むしのこゑすみてしかのなくねもまとをなり木ゝのもみちの色ゝににしきをさらすにことならすかやうにようつおもしろき事共候へともたゝふる里へこそかへりたく候へと申ける