さるほとに女はうにつきて行けれはすなはちほうらいさんと申所につきにけりこん〲るりをのへたる所也道にはめなうをしきしろかねのついちこかねのもんをたてうちへ入て見るにきん〲をのへたるたいりあり此門へ入人はあつからすさむからす年をふれ共おひもせすよろつ心にかなはすといふ事なしかゝるめてたき所にすこしけるしかる間うらしま太郎は女に心をかけふうふのかたらひをなし年月をゝくるほとにをのつからくけ上らふにそ成にける