福澤遺墨コレクション

「身体健康精神活溌」

(福澤関係文書 85)

原文(白文)

身体健康精神活溌

釈文(書き下し文)

身体健康精神活溌

解説
福澤諭吉は『福翁百話』の中で、小児教育のあり方に触れ、「兎に角身体は人間第一の宝」だから、「先づ獣身を成して後に人心を養へ」と記している。義塾では芝新銭座時代から庭に遊具を設け「ジムナスチック」の時間を設けるなど、儒教的な身体観とは異なる、一身独立の基盤としての体育を取り入れる試みがなされた。「慶應義塾全図」(明治8、9年頃)にも、校庭に遊具が見えているのはそのためである。今日でも「先成獣身而後養人心」「身体健康精神活発」の言葉は、幼稚舎の重要な教育方針のひとつとなっており、福澤が常に自己の肉体鍛錬に励んだのも、その思想の影響である。

詳細情報

種別
語句
署名
なし
関防印
「無我他彼此」(陰刻)
落款印
「三十一谷人」(陰刻) 「福澤諭吉」(陽刻)
本紙サイズ 縦×横(cm)
40.6×147.3
装丁
仮表装
福澤関連文書no.
85